タマヌオイルとは？エイジングケアにもおすすめの万能オイル

タマヌオイルは、その豊富な栄養成分と高い美容効果から、近年注目を集めている天然オイルです。

特に、肌トラブルや年齢肌でおなやみの方に人気のオイルです。今回は、タマヌオイルの美容効果について詳しく解説していきます。

タマヌオイルとは？

タマヌオイルとは、タマヌの木の実から採れるオイルです。

タマヌの木は熱帯地域が原産地

タマヌオイルの原料となるタマヌの木は、その神秘的な力と美しさで、古くから人々に親しまれてきた樹木です。

学名を「テリハボク」といい、熱帯アジア原産の常緑高木です。塩分の多い砂地を好み、太平洋諸島、オーストラリア、東南アジア、インド、マダガスカルなどの海岸近くに多く分布しています。

樹高は最大で30メートルにも達し、大きく広がる樹冠が特徴です。葉は大きく光沢があり、それが照葉木（テリハボク）と呼ばれるゆえんです。

果実は楕円形で、熟すと緑色から黄色に変わります。この果実から、貴重なタマヌオイルが抽出されます。

タマヌオイルの歴史と伝統的な利用法

古代ポリネシアでは、タマヌの木は聖なる木とされ、その実や葉は薬として用いられていました。

その実から採れるオイルは、古くから現地の人々に利用されてきました。特に、太平洋の島々では、万能薬として、傷や火傷、虫刺され、湿疹、乳幼児のおむつかぶれなど、様々な皮膚疾患の治療に用いられてきました。

近年では、その美容効果の高さから、世界中で注目を集める天然オイルとなっています。

タマヌオイルの主な成分と特徴

タマヌオイルの主な成分は、オレイン酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸です。これらの脂肪酸は、肌のバリア機能を強化し、潤いを閉じ込める働きがあります。

【オレイン酸】
オレイン酸は、人間の皮脂成分に非常に近い構造をしています。そのため、肌に塗布すると、まるで自分の皮脂が補われたかのように、肌の水分を逃がさず、しっとりとした潤いを保ちます。

【リノレン酸】
リノレン酸は、肌の健康維持に欠かせない必須脂肪酸の一種で皮膚の再生を促進し、炎症を抑える作用があります。

【ビタミンE】
ビタミンEの抗酸化作用が、コラーゲンの破壊を防ぎ、肌の弾力性を維持することで、シワやたるみの発生を予防します。血行を促進する効果があります。血行が良くなると、肌細胞への酸素や栄養素の供給がスムーズに行われ、肌のターンオーバーが促進され、肌が生まれ変わりやすくなります。
 

タマヌオイルの美容効果

タマヌオイルの美容効果は多岐にわたりますが、特に以下の点が挙げられます。

肌のバリア機能強化と保湿効果

肌の水分保持能力を高め、乾燥を防ぐとともに、肌のバリア機能を強化し、外部刺激から肌を守ります。

乾燥による小じわや肌のかさつきも改善されるでしょう。

オレイン酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸が豊富なため、肌の保湿や柔軟性を高めるのにも役立ちます。

抗酸化作用

抗酸化作用が強く、肌の老化を予防し、ハリや弾力を与えます。

国際機関・太平洋諸島センターのリサーチによると、エキストラバージンオイルの20倍以上の抗酸化力を持つことがわかりました。

市販のエキストラバージンオリーブオイルのORAC値が433μmolTE/100gだったのに対し、A社製タマヌオイルは8841、B社製9473、C社製10456というとんでもない数字が出ました。

引用：「タマヌオイルの抗酸化力試験」
https://pic.or.jp/tamanuoil/2/　

太平洋の島々の人たちが「神の木」と呼んで重宝してきた理由が、数字でも示されたことになります。

炎症を抑え、肌トラブル改善

肌の炎症を抑え、赤みや腫れを鎮めます。アトピー性皮膚炎やニキビなどの改善に役立ちます。

肌を保護する作用がありますから、敏感肌の人でも使いやすいオイルです。

タマヌオイルの使い方

では、タマヌオイルをどのように使っていくか、具体的な使い方についてお話しします。

スキンケアの最後に使う

一番使いやすいのは、乳液やクリームのように、スキンケアの最後に使う方法です。

洗顔後、化粧水をなじませたあとに、タマヌオイルをなじませます。

手のひらに数滴とって、よく温めてからやさしくなじませます。

化粧水やクリームに混ぜる

特に乾燥が気になるときは、手持ちの化粧品に混ぜるという方法もあります。

化粧水や乳液に混ぜてみましょう。

手のひらに化粧水を取ったら、1〜2滴、タマヌオイルを垂らして手のひらの上でよく混ぜて、いつも通りお肌になじませます。

そのあとは乳液やクリームを塗っても良いですし、タマヌオイルでもOKです。

ブースターとして使う

ブースターとは、導入美容液とも呼ばれていて、化粧水などのなじみをよくするために、洗顔後すぐの肌に塗るものです。

タマヌオイルも、ブースターとして使うことができます。

水と油は混ざらないので、オイルを先に塗ると化粧水が弾かれてしまいそうなイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、実はオイルを先に塗ることで肌の角質層に潤いを与え、柔らかくすることができます。すると化粧水が角質層の奥まで浸透しやすくなるという仕組みです。

洗顔後、化粧水を塗る前に数滴タマヌオイルを肌になじませてから化粧水を塗ると、浸透が良くなります。

ヘアオイルとして使う

ドライヤーで髪を乾かす前に、アウトバストリートメントとしてタマヌオイルを使いましょう。

タオルドライしたあと、毛先にタマヌオイルをなじませます。

たくさん塗ると髪がベタついてしまいますので、ほんの数滴を手に取って、手のひらでよく温めてから、毛先になじませます。

その後でドライヤーをかけると、髪を熱から守りながら、中の水分をしっかりと閉じ込めてくれます。

タマヌオイルを選ぶ上での注意点

タマヌオイルの効果を最大限に引き出すためには、高品質なオイルを選ぶことが大切です。

コールドプレス製法のオイル

コールドプレス製法とは、低温でゆっくりと圧搾する方法です。高温処理による栄養成分の破壊を防ぎ、オイル本来の成分を多く含んでいます。

品質のチェック方法

農薬や化学肥料を使用せず栽培されたタマヌの実から抽出したオイルを選びましょう。

また、一般的に高品質なオイルは価格が高めです。安価なオイルは、品質が低い可能性があるため注意が必要です。

使用前にはパッチテストをしてください

天然のオイルはさまざまな栄養素を含んでいますが、それが逆にお肌への刺激となってしまうことがあります。

特に顔の皮膚はデリケートですので、初めてタマヌオイルを使うときは、必ずパッチテストをしてください。

通常は腕や足の内側などにオイルを塗って、一晩おき、赤みやかゆみがでないかどうか確認します。

顔に使うときはいきなり全体に塗らず、フェイスラインの目立たないところに塗って、異常が出ないか確認してから使うようにしてください。

タマヌオイルが配合された美容オイル

タマヌオイルは、残念ながらそのままですとやや使いづらいオイルです。単品で使うよりも、他のオイルとブレンドしてあるオイルの方が使いやすいです。

肌に髪によい、タマヌオイルを配合した美容オイルをご紹介します。

お肌がぐんぐん吸い込む、Lino Organics リノオーガニクス タマヌオイルリッチセラム

Lino Organics リノオーガニクス タマヌオイルリッチセラムは、沖縄産の「タマヌオイル」、ハワイの「ククイナッツオイル」を使用した、ぜいたくな美容オイルです。

徹底的に自然素材にこだっていますので、わずか1滴に素材の栄養素がぎゅっと詰まっています。

保湿オイルとしてスキンケアに使うことはもちろん、ヘアケアオイルとしても使えます。

アバサ タマヌオイル ナウパカ

アバサ タマヌオイル ナウパカは、ハワイのスキンケアブランド「Island Essence アイランド エッセンス」のブレンドオイルです。

保湿効果の高い、ホホバオイルやマカダミアナッツオイルをブレンドし、サラッとしたオイルに仕上げています。

珍しいハワイのお花、ナウパカの香りです。

まとめ

タマヌオイルは、熱帯地域のタマヌの木の実から抽出した天然オイルです。古くから傷や火傷などの治療に用いられ、近年ではその高い美容効果から注目を集めています。

さまざまな美容効果があり、乾燥肌に潤いを与え、エイジングケアにも役立つオイルです。

高品質なタマヌオイルもご紹介しましたので、ぜひ使ってみてください。