リリコイ（パッションフルーツ）ってどんな花？どんな香り？詳 しくご紹介。

リリコイは英語ではパッションフルーツ、和名をトケイソウと言います。和名のトケイソウは、見た目が時計のような形をしていることが由来だと言われています。

中心の雌しべが時計の針のように見えてきますよね。花びらの内側に無数の線状の構造（副花冠（フクカカン））があることも特徴的です。

原産地はハワイではなくブラジルです。ハワイで初めて植えられたのがマウイ島のリリコイという場所だったためこの名前が付いたそうです。日本ではあまり馴染みがないように思われるかもしれませんが、沖縄や鹿児島など温かい地域では栽培されているようです。

リリコイは、一度匂いを嗅ぐとまるで南国に来ているかのような特有の爽やかな甘酸っぱい香りがします。酸味が強すぎるわけではなく、甘さとのバランスが良いので柑橘の香りとはまた違った爽やかさがあります。甘酸っぱさの奥にあるほろ苦さも心を捕まれる一つの要因かもしれません。

甘い香りが好きな方にとっては好みが分かれるかもしれませんが、香る度に癖になる香りなのでぜひ一度試しに香ってみてはいかがでしょうか？

リリコイの花言葉には「神聖な愛」、「宗教」、「信仰」などがあるようです。

宗教的な意味合いが強いですが、これはイエス・キリストの処刑の構図が、トケイソウの花姿に似ており、キリスト教の布教に使われたことなどが由来しているそうです。