自宅で簡単にできる、かかとケア
肌が乾燥する季節になると、かかともガサガサになりませんか?ストッキングが伝線したり、ひび割れて痛みが出たり。
そうなる前に、毎日のちょっとしたケアでツルツルのかかとを手に入れましょう。
かかとが固くなる原因
かかとは身体の中でも、ちょっと固くなりやすいところ。少しクリームを塗ったくらいではなかなかキレイになりません。かかとが固くなりやすいのは、こんな原因があるからなんです。
外部刺激によって角質層が厚くなる
かかとは座っている時や寝ている時以外、常にどこかに触れていますよね。
外にいる時は靴を履いていますし、家の中でも立っていれば床と接しています。
常になにかに触れているということは、外部からの刺激を受け続けているということ。
外部刺激から肌を守るために、角質層がどんどん厚くなるため、固くなりやすくなってしまうのです。
皮脂腺がないから乾燥しやすい
私たちの肌は、汗腺からは汗が、皮脂腺からは皮脂が出て、汗と皮脂が混ざり合いながら皮脂膜を作ります。その皮脂膜が天然のクリームとなり、肌を適度に潤してくれます。
ところが、かかとには皮脂腺がありません。汗はたっぷりかいて蒸れるのに、皮脂は出ないため、ただ濡れているだけ。油分がないので水分を閉じ込めておくことが出来ず、結果的に乾燥に繋がってしまいます。
自宅でできる簡単かかとケア
あんまり角質が厚くなって、ひび割れるほど固くなってしまうと大変。そうなる前に、セルフケアで柔らかいかかとに戻してあげましょう。
ボディクリームで毎日のかかとケア
みなさん、お風呂上がりに顔に何も塗らないという方は少ないと思うのですが、かかとはどうでしょう?何もしていないという方も多いのではないでしょうか。
それでは日に日に乾燥していきます。お風呂上がりには1日頑張ってくれたかかともちゃんとケアしてあげてください。軽くボディクリームを塗るだけでもかなり違ってきますよ。
週に1度のかかとパック
かかとにもパックができることをご存知ですか?顔と同様、パックをするのはお風呂上がりがおすすめ。肌がまだ湿っている、柔らかい状態でパックをしてみましょう。市販のパックもありますが、自宅にあるものでも簡単にパックすることができるのでぜひお試しください。
自宅で簡単!かかとパックの方法
用意するもの
ティッシュ、化粧水、ラップ、タオル、ボディクリーム
1.蒸しタオルを作っておく
タオルを水で濡らし、水滴が出なくなるまで絞ります。その後、電子レンジを使って600Wで1分ほど温めます。
2.化粧水+ラップでフタをする
蒸しタオルを作っている間に、ティッシュ1~2枚に化粧水をたっぷり含ませ、それをかかとに貼り付け、上からラップをしてフタをします。
3.蒸しタオルで5分ほど温める
電子レンジから蒸しタオルを取り出し、ラップの上からかかとにあて、5分ほど待ちます。
4.ボディクリームで保湿
蒸しタオル、ラップ、ティッシュをはずし、最後はボディクリームを塗りこんで保湿をして終わりです。
最後に塗るボディクリームはお好みで。中でもハワイのボディクリームは海外製特有のきつい匂いはなく、上品な香りが楽しめるのでおすすめ。フローラル系の香りがお好きなら、ピカケやプルメリア、ジューシーなフルーツの香りがお好きなら、マンゴーやココナッツもいいですね。
皮膚が固くなってしまっている時は…角質を落としてからケア!
もしあまりにもかかとが固くなってしまっている時は、少し削ってあげた方がいいでしょう。角質が厚くなりすぎていると、せっかくパックをしても水分も油分も浸透していきません。
かかとを削るには、かかと専用のやすりやスクラブソープで削る方法があります。
やすりの場合は、お風呂上りの肌が柔らかくなっている状態で、削りすぎない程度に優しくこすり、ボディークリームで保湿をしてあげましょう。
スクラブソープの場合は、お風呂の中で水に濡らしたスクラブソープでかかとを磨くように洗います。お風呂上がりにオイルを塗ってラップでパックをするとツルツルになりますよ。
大事なのは早くケアしようとして角質を削りすぎないことです。削りすぎてしまうと「角質が足りない!」と思った身体は、余計に角質を作り出そうとしてしまうため、前よりもかかとが厚くなってしまう可能性があります。優しく削ってあげてくださいね。
スクラブソープは特にマウイソープカンパニーのスクラブソープがおすすめ。ヘチマがまるごと石鹸の中に閉じ込められていて、植物ならではの質感で、かかとを傷つけすぎずにちょうど良い塩梅で綺麗にしてくれます。
隠れている所だからこそ、手を抜かずにケア!
夏のサンダルを履く時期は素足になることも多く、かかとケアをきちんとしている方もいると思います。
でも冬はついつい手を抜きがち。そして、冬の方が乾燥がひどくなりますから、気がついた時にはガサガサで白く粉を吹いている、なんてこともあります。
1年を通してツルツルのかかとを保てるように、乾燥する時期もお手入れをお忘れなく!